サウンドロゴとジングルの違いとは?

「サウンドロゴ」と「ジングル」。この2つの意味に違いはあるのでしょうか。

 

素朴な疑問です。

サウンドロゴとジングルの違いがよくわからなかったので、2つの違いを考えたいと思います。

 

サウンドロゴとは? ジングルとは?

 

ひとまずウィキペディアから引用してそれぞれの意味を見てみます。

「サウンドロゴ」

サウンドロゴ (sound logo) とは、企業が、CMなどにおいて、自社の呼称や商品名などにメロディを付けたりあるいは音声や効果音などの音響でアピールして宣伝効果を高める、ブランド手法である。

「ジングル」

ジングルとは、ラジオ番組などでコマーシャルの開始や終了、楽曲・コーナーの切り替わりなど、番組の節目に挿入される短い音楽などの総称。テレビ番組におけるアイキャッチに相当するものでもある。

2つの違いはなんなのでしょうか?

 

一般的には「サウンドロゴ」=「ジングル」として使われているように観察されます。
ただ、同じ意味なのであれば違う名称として2つが存在しているのも違和感があります。

 

別に「Hello」と「こんにちは」のように意味は同じだけど言語が違うという関係性ではないわけです。「sound」「logo」「jingle」はどれも英語であり、単語の違いに過ぎません。
少なくとも、例え意味が同じであるとしても、相手に伝わるニュアンスは変わってきます。

 

「サウンドロゴ」と「ジングル」の違いはどこにあるのか。
無理やりにでも、違いを見いだしてみたいと思います。

 

サウンドロゴとジングルの長さ

 

「どんな音楽か」という音楽的なことと、「何のために使われるか」という用途的なことのどちらも関係しているように感じます。
それぞれの説明はあっても、「では2つの違いは何ですか?」と聞かれると正直困ります。

 

「ジングル(jingle)」という英単語の意味を調べると「コマーシャルソング」とあります。
「じゃあコマーシャルソングって何?」となるときりがないですが、
「コマーシャルに使用されるソングである」ということは伝わってきます。

宣伝用楽曲」とでも言うのでしょうか。
「ソング」といっても「歌(声)」が入っている必要はないでしょう。
インスト楽曲も含まれます。

 

「ジングル」はコマーシャルソングという意味から「サウンドロゴ」よりも楽曲っぽいニュアンスが強く感じられます。
楽曲としての流れや、ある程度の長さがあるという感覚です。

 

それに対して「サウンドロゴ」は短い効果音というイメージがあります。
キラーン」とか「シャキーン」とかそういったイメージです。
(かといってメロディがないわけではありませんが。)

 

sound」は「音」ですが、「logo」は「logotype」の略で、「企業名や商品名などに使用される装飾化された文字列」を意味します。

そのまま意味を合わせるとサウンドロゴは「企業名や商品名などに使用される音」という意味になります。
企業名や商品名は基本的に短いものです。
そういったところからもサウンドロゴはジングルよりも短い効果音やメロディであるといえます。

 

言葉の世界に置き換えるなら、
「サウンドロゴ」は「単語」「ジングル」は「文章」と言えるでしょう。
(あくまでイメージですが)
つまり音楽的には「サウンドロゴ」は短い「ジングル」は長いという違いが1つであると思います。
かといって「どこにその境界線があるのか」「何秒までならサウンドロゴで、何秒からはジングルなのか」というものでもありません。

 

言葉の世界でも「単語」は必ず「文章」より短いとも限りません。

「アウストラロピテクス」という単語と「わたしは寝る」という文章のような関係もあり、必ずしも「サウンドロゴの長さ」<「ジングルの長さ」が成り立つわけではないです。

 

あくまで「サウンドロゴはジングルよりも短い傾向があるよ」という認識でとどめておけばいいと思います。

 

サウンドロゴとジングルの違いとは

 

もう一つ「何に使われるのか」という用途的な違いについてです。
「CMに使うため」とかそういったものではありません。

「どういった役割を持たせたいか」という違いです。
「サウンドロゴ」の説明にあったように企業名や商品名をアピールするときに使います。ブランド手法ともありました。
「ジングル」はコーナーの切り替わりなど、場面が変わったときに使います。

 

抽象的に言えば、

 

「サウンドロゴ」は「対象のイメージを伝える役割」

「ジングル」は「状況の変化を伝える役割」

 

2つの決定的な違いは音楽的要素ではなく、
「相手に何を伝えるか」という役割の違いであるという結論に至りました。