「相対音感を鍛える」ってどういう意味?

相対音感とは

相対音感とはある音を基準として他の音の高さを判別する能力です。

そして、基本的には相対音感はだれもが持っているものです。

なので、『わたしは相対音感がない』という表現には違和感を感じます。

それに対して、絶対音感の場合は「ある」か「ない」かのどちらかです。

なので、『絶対音感がある』とか『絶対音感がない』という表現になります。

音楽にはほとんどの場合、スケールとか音階という音の並びを使います。

そのため、その音程の高さを正確に判別する耳(脳とも言えますが)があればどんな音程のメロディかがわかることもありますし、それを活かして作曲することもできます。

ド→シ→ソ(1度→7度→5度)のメロディの動きってエモいなぁ』とかです。

これは個人的な印象に過ぎませんが、それぞれが自分なりの印象と結び付けて記憶・記録しておくことは非常に便利です。

相対音感によって和音の構成やメロディを度数で正確に知ることができるということです。(度数:2つの音の高さの距離)

ただ、その音程を判別能力の度合いが人によって異なるために、相対音感の優劣が存在します。

逆に言えば、相対音感は鍛えることで、良くなれるということです。

例えば、単音の場合であれば、1つ目の音をドだと認識した状態で2つ目のある音を聞いて何の音かが当てられるような状態のことです。

 

相対音感とギター

ギターのような弦楽器はキー(調性)が変わってもコードフォームが変わらない、つまり「キーの高さが変化した分を平行移動させて弾く」ということができるので非常に便利です。

ピアノなどの鍵盤は、Key=Cメジャーにおけるトニックコード(Cメジャーコード)とKey=Eメジャーにおけるトニックコードの型が変わります。

鍵盤はギターのように同じフォームのまま平行移動すれば移調できるものではないところがくせ者です。

同じ曲なのにキーを変える(移調する)ことによって押さえ方が変わるということです。

しかし、ギターではそれがありませんので他の楽器に比べて簡単に移調ができたり、鳴らしたいメロディが色んなキーですぐ弾けるというお手軽さがあるのです。

ちなみに鍵盤であっても、移調(トランスポーズ)すれば、一定のフォームで色んなキー(調)の曲に対応することは可能です。

実際に、白鍵盤部分を基本とするCメジャースケールの演奏フォームのみで、トランスポーズ機能を使うことで作曲されている方もいたりします。「白鍵盤なら弾けるのに」という方にはぴったりですね。

相対音感と耳コピ

「耳コピ」とは楽曲のコードやメロディを耳で聴き取ること、またはそれを聴き取って演奏することを言います。

これは相対音感が直接関わってくるものです。

耳コピがうまいということは相対音感が良いということと近いように感じます。もちろん同義ではありません。

しかしながら、耳コピをするということが相対音感を鍛えることにもなるため、「耳コピ」と「相対音感」は切り離せない関係のように見えます。

耳コピをしていたら相対音感が良くなるのか、相対音感を鍛えたら耳コピが上達するのか。

どちらが先というものでもなく、1つは「能力」、もう1つは「行動」を表していると言えそうです。

相対音感を鍛えるとは

相対音感を鍛える」というとぼんやりしていて何をすることなのかいまいちわかりませんが、具体的にどういうことなのでしょうか。

相対音感がいい人というのは一言で言えば、『聴いた音の度数を正確かつ素早く把握できる人』ということだと考えています。

つまりそれができるようになるためのトレーニングをすればいいということになります。

 

相対音感を鍛えるのに便利なサイトがありました。

Onlineイヤートレーニング」というサイトで「相対音感トレーナー」というものがあります。

こういう仕組みのアプリをiPhoneで探してみたのですが、iPhoneを使いこなせていないためか、これというものを見つけられずにいました。

そこでアプリをあきらめたところ、こちらの「相対音感トレーナー」へたどり着きました。

iphoneの扱いに馴染みがないので、パソコンで利用できて、しかも無料なのはありがたいです。

ビギナー用として低いハードルから用意されているのでチャレンジしやすいです。

相対音感トレーナーをやってみました。楽しめます。 #相対音感

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相対音感トレーナー(C Major ビギナー版)

 

鍛えるというか、自分の相対音感レベルを確認するのに役立つ気がします。

試しにやってみてはいかがでしょうか。

ただ個人的には、これで相対音感を鍛えたというわけではありません。(※鍛えられないという意味ではありません)

 

相対音感を鍛える方法

この本は、別の記事『音を外さないギタリストが見えている指板上の景色とは』でもご紹介した教本です。

 

一生使えるギター基礎トレ本 ソロ強化編

 

この本を買った当時は、この教本のエクササイズをやりながらかなりの確率で寝てしまっていました。

それぐらいエクササイズはシンプルだということです。

しかし、そのシンプルなので、初心者でも弾けるエクササイズばかりです。

そして、この本で終始、訴えかけてくるアドバイスがあります。

それが相対音感を鍛えるための必要条件なのではないかと今では思います。

そのアドバイスというのが・・・

「歌いながら弾こう」

「歌えるように」

「響きを感じながら」

「歌ってみよう」

・・・

・・・

というものです。ものすごく歌わせよう歌わせようとされます。

『歌う』というと、この場合は「声に出して歌う」ことです。

しかしながら「頭の中で歌う」ことも、それなりに効果はあると思います。

 

そしてもう一つが・・・

「度数を意識して」

というものです。

言われてみれば、これら2つの意識が重要だと感じます。

最後に、相対音感を鍛える方法を一言でいうと何でしょうか。

上記の内容をふまえると「度数を意識しながら、(声に限らず)歌うこと」だと言えます。

「この音程の雰囲気が3度なのか…」という感じでしょうか。

以上、「相対音感を鍛える」ってどういう意味?でした。