iphoneで演奏動画を録る

iPhone4Sでも使えるマイク
僕は普段、ガラケーを愛用しているのですが、友人がiPhoneを3台もくれたのでありがたく動画撮影に使用しました。
iPhoneの機種は4Sです。が、4Sまではケーブルの型が違うので4Sにつなげない外付けマイクもあります。(変換アダプタがあれば使えるのかもしれませんが)
今回はiPhoneのヘッドホン端子に接続して使えるマイクを選びました。
IK Multimediaの iRig MIC Cast と TASCAMの iXZ の2つです。
使ってみた感覚を書いてみたいと思います。
iRig MIC Cast
まずはiRig MIC Castから、参考のアコギの演奏動画です。
iPhoneで動画を録ること自体がお手軽なので、そのお手軽さを損なわないのがうれしいですね。
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / iRig MIC Cast
卓上スタンドが付属しています。
全方向からの音を収音するように設計されたiOSデバイス内蔵のマイクとは異なり、単一指向性のカプセルを採用しているため、マイクの正面に焦点を絞り、周辺の環境ノイズの少ない収音ができます。(IK Multimediaサイトより)
これが全てだと思います。単一指向性のマイクにできるということです。
iOSデバイス内蔵のマイクは全方向から音を集める設計なんですね。ここで知りました。
周波数帯域はiPhone内蔵マイクもiRig MIC Castもさほど変わらない印象ですが、録りたい音を狙えるのが結果的にノイズが減り良い音につながります。
楽器に限らず動画撮影をするなら、買う価値は十分にあるよという思いです。
iXZを使ってライン録音
次はiXZです。
- 4極のヘッドホン/マイク入力端子を持ったiPad/iPhone/iPod touchに対応
- マイク入力にはマイクプリアンプを搭載
- ギター入力時は本体電池無しで動作(XLRマイク入力時は単3形電池2本が必要)
- マイク入力の音量はINPUTボリュームで調節可能
- ステレオミニジャック ヘッドホン/外部出力
(TASCAMサイトより)
TASCAMのiXZ。これに関してはマイクではありません。
インターフェースです。
DTMでいうオーディオインターフェースの役割です。パソコンがiPhoneになっただけです。
ギター ⇒ オーディオインターフェース ⇒ パソコン だったのが
ギター ⇒ iXZ ⇒ iPhone という位置づけです。
上の動画はシールドをiXZにつないで録ったもので、音はエレアコによるところが大きいです。
※エレアコ:アンプなどにつないで音が出せるアコギ
iXZを使ってマイク録音
エレアコがあればシールドをつないでライン録音ができますが、
「エレアコじゃなくてアコギしか持ってないよ」という方もiXZは使えます。
iPhoneにつないだiXZにマイクをつないでアコギを録音します。
iPhone ⇐ iXZ ⇐ マイク(別売の何か) ⇐ アコギ
iXZを買っても、マイクはセットでついてくる訳ではないので、どうにか所持していてください。
iXZ自体にマイクは付いていません。
お伝えしておきたいことは、iXZからiPhoneに伸びる4極ミニプラグが短いということです。延長ケーブル推奨です。
以下は、iXZにオーディオテクニカのAT4040というマイクを接続した参考動画です。
audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT4040
このiXZを使えば自分の好きなマイクが使えます。
おかげで「iPhoneは画質はいいけど、音質が…」という格差社会が解消されそうです。
そもそも電話にそこまで音質を求める方が異常なのですが、スマホはもう電話ではないのかもしれません…
自由度の高いTASCAM iXZがいい
マイクとインターフェースを同じ土俵で比較することはできませんが、iPhoneで動画を録ることに関してはTASCAM iXZがあってよかったです。
準備の手軽さはiRig MIC Castやその他の外付けマイクにかないませんが、iXZがあれば生音で録りにくいベースも録音できます。
さらに使うマイクも選ばないし、エフェクターを噛ましてから録ることもできます。iPhone動画なのに。
iPhone内蔵マイクの比較動画がないのですが、
別で録ったiPhone内蔵マイクで撮影したアコギ動画を最後に載せておきます。